制作実例|チームでの実案件
株式会社ミライズフーズ様
普段の取り組みを、取引先に伝わる強みへ。
広島県世羅町の農業法人・ミライズフーズ様のWebサイトを、チームで制作しました。
自社の取り組みや想いを伺い、取引先に伝えるための言葉・デザイン・サイト構成へつなげた事例です。

制作概要
会社の良さを、取引先に説明できる場所をつくる。
ご要望は、ホームページを新しく作り、企業へ自社の強みや取り組みを伝え、販路拡大につなげること。見た目だけでなく、会社について何を、どの順番で伝えるかを考える必要がありました。
| 制作物 | Webサイト(全7ページ+スマートフォン用のデザイン案) |
|---|---|
| 業種・対象 | 農業/主に取引先となる企業 |
| ご要望 | ホームページを新しく作り、自社の強みや取り組みを企業へ伝え、販路拡大につなげたい |
| 私の担当 | デザイン・文章・サイト構成 ※サイト構成はチームリーダーと共同 |
| 制作期間 | イベントでの制作:1日 事前準備・調整等:約2週間 |
| 公開サイト | 公開サイトを見る |
広島県世羅町のDX支援として開催された、1泊2日のハッカソンに参加し、事前の調査と準備を進めたうえで、チームで取り組みました。
※上記はイベントに合わせた制作期間です。通常のご依頼では、内容や必要な準備に応じて、進め方とスケジュールをご相談します。

この取り組みは中国新聞でも紹介されました。運営側のイベントレポートにも、担当チームの制作内容が掲載されています。
事前調査
業界でよく見る表現と、
今回の目的を分けて考える。
ヒアリング前に農業法人のホームページを30社以上調査し、色・写真・構成の特徴を、大きく4つの方向に整理しました。

- 技術・未来感:設備や技術への取り組みを見せる。
- 土地・景色:地域の特色や農地の広がりを見せる。
- 作物・食卓:農作物や食とのつながりを見せる。
- 人・教育:人の姿や活動を見せる。
その後のヒアリングで、主に取引先となる企業へ強みや取り組みを伝えたいという目的を確認。今回は「土地・景色」を軸に、事業の規模と会社としての信頼感が伝わる方向を選びました。
目的に応じて、見せ方を選ぶ。
業界でよく使われる表現をそのまま当てはめるのではなく、誰に、何を伝えたいかを判断の軸にしています。
ヒアリングで見えてきたこと
「強みは何ですか?」だけでは、見えてこないことがある。
最初に強みやこだわりを聞いても、すぐに言葉が出てくる方ばかりではありません。
そこで、普段の取り組みや、その方法を選んでいる理由について、一つずつお話を伺いました。
お話を広げた質問
- 普段、どのような取り組みをしていますか?
- なぜ、その方法や品種を選んでいますか?
- これから、どんなことに挑戦したいですか?
会話から見えてきたこと
- 牡蠣の殻を肥料として使う取り組み。
- 他ではあまり栽培されていない品種を育てること。
- その品種を選ぶ理由や、農業への考え方。
理由まで深く伺うことで、取り組みの一覧だけでは分からない、会社として大切にしていることが見えてきました。お客様自身も、普段の仕事が自社の強みやこだわりになると気づかれる様子がありました。
普段の仕事の中に、伝える価値がある。
特別なエピソードを用意していただくのではなく、日々のお仕事を伺いながら、ホームページで伝える内容を一緒に整理していきます。
サイト設計の工夫
作った後も、無理なく使える構成に。
普段のお仕事でお忙しい状況を踏まえ、ホームページでお知らせを更新し続ける構成にはせず、活動や近況はInstagramで発信する形にしました。
ホームページで伝えること
- 会社の考え方や概要。
- 事業・農作物・取り組み。
- 取引先が確認したい情報。
- お問い合わせの窓口。
Instagramで伝えること
- 最近の活動や近況。
- 日々の仕事や農作物の様子。
ホームページは会社を知るための土台、Instagramは会社の今を伝える場所。それぞれの役割を分け、更新の負担も考慮して情報の置き場所を決めました。
トップページで伝える順番
最初の印象から会社・事業への理解、そしてお問い合わせへ。読み手が順番に確認できるよう配置しています。
土地の広さを写真と動画で見せ、事業の規模を伝える。
会社の考え方や概要を伝え、どんな企業かを知ってもらう。
農作物や取り組みを紹介し、事業への理解を深める。
Instagramと連携し、最近の活動や日々の様子を伝える。
相談・連絡の窓口につなぐ。

デザインの工夫
伺った想いを、言葉とデザインへ。
企業に向けて会社の良さを伝えるため、言葉・写真・色・形を一つずつ検討しました。どの表現も、ヒアリングで分かった会社の姿勢と、届けたい相手をもとに選んでいます。
① 「育てる」で表す会社の姿勢
「育つ」ではなく、自ら未来を「育てる」。
経営理念は、「地域の食卓と未来を豊かにする農業」。
現在の取り組みと、これから挑戦したいことを伺う中で、作物を育てるだけでなく、自ら農業の未来につなげていく姿勢を感じました。当初は「育つ」という言葉も考えましたが、挑戦を続ける主体的な姿勢を表すために、「育てる」を選びました。お客様の取り組みと想いを、この言葉につなげたことが、今回特にこだわった部分です。
ヒアリングをもとに、私が「育てる」をキーワードに選びました。
自分で考えたアイデアを起点に、表現の選択肢を増やし、整理しました。
会社の姿勢に合う内容を選び、会社紹介ページの「3つの育てる」という項目とデザインに反映しました。

② 土地の広さを、写真と動画で伝える
20ヘクタールの土地の広さを伝えるため、最初の画面には、チームで用意したドローンの空撮と動画を採用しました。
言葉だけでは想像しにくい事業の規模を、写真と動画から感じてもらうための選択です。

③ 誠実さと清潔感を表す配色
事前調査では、30社中21社のサイトで緑が使われていました。今回は取引先となる企業へ伝える目的を踏まえ、ネイビー・グレー・白を基調にしています。農作物の写真で農業らしさを見せながら、落ち着きと清潔感のある印象を目指しました。

- 白・ネイビー・グレー:誠実さ、清潔感、信頼感を表す基調色。ネイビーは安定感を与え、食材の色も引き立てます。
- オレンジ:ロゴにも使われている色を差し色に。
- ブラウン:テキストに使用。農作物の写真にも緑や茶色を取り入れ、農業らしさを伝えます。
④ 四角い形で、落ち着いた印象に
丸みのある形は親しみやすさ、四角い形は整った見え方を表現しやすいと考えています。今回は取引先に見せるサイトとして、丸みを抑え、四角い形を中心に構成しました。

⑤ 各ページの写真で、農業の時間をつなぐ
各ページの最初の画面には、田植え、実り、収穫、次の準備という流れで写真を配置しました。ページを移っても、農業の営みがつながって感じられるようにしています。

これから制作を考えている方へ
強みや載せたい内容が、まだまとまっていなくても。
「ホームページを作りたい。でも、何を載せればいいか分からない。」そんな段階で、相談してよいのか迷う方もいらっしゃると思います。
今回も、最初から強みが整理されていたわけではありません。普段の取り組みと、その理由を伺うことで、伝える内容が見えてきました。
こんなお悩みから、ご相談いただけます。
- 自社の良さを、うまく言葉にできない。
- 取引先に会社を説明するホームページが欲しい。
- 載せる内容や、写真・デザインの選び方が分からない。
- 忙しいので、作った後の更新まで続けられるか心配。
まずは、今のお仕事や大切にしていること、ホームページで実現したいことをお聞かせください。話を伺いながら、誰に何を伝えるかを整理し、文章・デザイン・サイト構成を考えていきます。
「何を載せるか」を、一緒に考えるところから。
ユメルデザインでは、会社ごとの目的に応じて見せ方を選び、普段の仕事にある強みが伝わるホームページを目指しています。

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